誰もが意見の言いやすい職場
お客様へ高いクオリティの提案をするために、社内で活発に意見交換ができる環境づくりをしています。
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淵澤 和行社長
インフォテック・サービス株式会社
代表取締役社長 -
・ ITサポートエンジニアN.Kさん
データセンターサポート部 |2020年入社
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・ インフラエンジニアY. Kさん
インフラソリューション部 |2020年入社
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・ 開発エンジニアJ. Mさん
クラウドインテグレーション部 |2021年入社
Q事前アンケートでインフォテック・サービスの良いところは「人の良さ」という意見が多くありました。若手社員の皆さんは、実際に働いていてどう感じますか?
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私の部門は、20代、30代の若手が多いのが特徴です。年齢が近いこともあり、相談がしやすいですね。また、ユニット制を導入していて、ユニット長が下からの意見をしっかり吸い上げてくれるので、非常に働きやすいと感じています。飲み会も楽しみの1つで、みんなで次の会場を決めるなど、和気あいあいとした雰囲気があります。
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私の部も若手が多く、年齢の近い先輩たちが丁寧に指導してくれるので、仕事面でも私生活の面でも気軽に相談しやすい環境です。部門全体としては落ち着いた雰囲気の人が多いですね。先輩社員同士が楽しそうに話しているのを聞くと、ついつい自分も話しの輪に入って話しをしてしまいます。
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私は、面倒見の良い方が多いなと感じています。現在のチームの先輩たちはもちろん、他のチームの方も、困ったときはすぐに助けてくれます。また、こちらから声を上げなくても「大丈夫?」と気遣ってくれる方が多いです。上司もメンバーの一人ひとりに真摯に向き合ってくれて、プロジェクトのアサインなどは個人の成長を考慮して決めてくれるので、責任を持って仕事に取り組もうという気持ちになります。
ー今のご意見を聞かれて淵澤社長はいかがですか?
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当社は事業領域を広げながら発展しているので、新しい部門ほど年齢層が若い傾向があります。創業事業が運用業務なので、特にN.KさんやY.Kさんのようなインフラ運用系の業務がある部門では、規律正しく責任を持って業務に当たる文化が根付いています。万が一トラブルやミスが発生した際も、全員で協力して解決にあたる姿勢があり、そこから人の良さや助け合いの文化が生まれているのだと思います。
また、ほとんどが「一次請け」である私たちの仕事は、お客様に直接サービスを提供する形態です。そのため、社員が健全に業務に取り組める環境をつくることが、良いサービスにつながると考えています。もし、お客様が余り無理難題を言うようなら組織を挙げて対処するなど、社員を大切にする方針を貫いています。こうした取り組みが、人の良さにつながっていると思いますね。

Qインフォテック・サービスでは意見の言いやすい環境づくりにも力を入れているとのことですが、それを実感する場面はありますか?
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はい。私の部では、1ユニットが10人くらいで構成されています。プロジェクトの進め方や業務の目標設定などは、トップダウンではなく、下からも意見を出し合って決めていくスタイルなんです。小規模な人数体制なので、仕事への責任感も増し、若手でも意見を言いやすい環境づくりがなされていると思います。
社内のチャットツールでは、誰かが気づいたことを書き込んで皆で議論したりするチャンネルもあります。 -
働きがい向上の取り組みとして、普段の業務ではあまり関わらない上司やメンバーで集まり、話す場が設けられています。「どうしたら仕事に行くことが楽しくなるか?」「精神的に安心して働くことができているか?」など様々なテーマで話をした後、懇親会やランチ会があります。気軽に意見交換できる環境を用意してくれていて、コミュニケーションも強化されていると実感しています。
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以前、チーム内の取り組みの中で、”SEとしてのマインド力向上”の取り組みを新しく提案したことがあるんです。
周りの先輩たちがどう反応するか緊張しながら提案したんですが、「すごく良い取り組みだね」「今ある課題に目を向けてくれてありがとう」と言ってもらえて、「ぜひやってみよう」と背中を押してくれました。本当に提案してよかったなと思えましたし、今後も前向きな発言がしやすいと感じました。
ー淵澤社長、制度や環境づくり、意見の言いやすい社風を大事にされている理由について教えていただけますか?
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実は、社内アンケートを取ったら、仕事のやりがいがまだ物足りないという結果が出ていたのです。そこで、もっとみんなの意見を聞かせてほしいと働きかけています。やはり不満を持ちながら仕事をするのは面白くないですからね。全ての意見が通るわけではありませんが、なぜそうなっているかという理由を考え話し合う機会を通して、納得感が広まれば良いと思っています。
創業時の運用が中心だった当社では、決められたルールを確実に遂行することがベースでした。しかし、時代とともに役割は変わってきています。今はお客様の様々な課題に対して解決提案できるようにならなくてはいけません。自分から発案して提案する能力が絶対に欠かせないと考えています。こうした意味で、自発的に行動し自分たちで仕事をデザインするという文化を創りたいと思って取り組んでいますので、若い人たちからそういう話が出てくるのを聞くと嬉しいですね。
また、意見の言いやすい社風づくりということでは、創業時からトップコミュニケーションミーティング(以下TCM)という私と5~6名の社員が直接話せる場を作っているのは、特徴ある施策かも知れません。
QTCMという社長と社員が直接話せるユニークな取り組みについて教えてください。
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役員と社員が気軽に話せる関係を築くために代々社長が続けて来た施策で、各回5~6名ずつ交代で、全社員と特定のテーマについて話し合った後、食事会を行っています。
私にとっては、各メンバーの個性を知り、誰がどこで何をしているかを把握する貴重な機会となっています。また、月次で各部門の状況を確認する会議を行っているのですが、全体報告の中には表れない課題を把握できるなど、非常に有意義だと感じています。
ー実際に参加された皆さんの感想はいかがですか?
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まず社長と直接話せる機会があることに驚きました。昨年参加したTCMでは食事会の際に社長のプライベートなお話を聞いたり、仕事や会社に対する思いを知ることができました。この経験があったおかげで、今日のインタビューでもリラックスして話すことができています。このように社長と社員の距離が近く、話ができることは非常に良いと思います。
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私が参加したTCMでは、『現在の業務内容』というテーマで話しをしましたが、社長が若手の業務内容まで把握していることに驚きました。社長から仕事に対する経営層視点での考えを聞くことができ、改めて「顧客に価値を提供する」という意識を持って働く重要性を認識しました。入社3年目の社員が2時間以上も社長と話せる機会は貴重だと思います。
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私も社長自らが社員と向き合う時間を作っていることに驚きました。社長が、社員一人ひとりの話に耳を傾けようという想いを持っていることから、インフォテック・サービスの社風は作られているのかなと感じました。
Q働き方についてもお伺いします。現在はどんな働き方をされていますか?
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週3日までのリモートワークが認められていて、私の部署では多くの人が活用しています。また、7時から11時までの間で時差出勤も可能で、働きやすい仕組みが整っているなと感じます。
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私の部署では特にチームワークを重視していて、業務が特定の人に偏らないよう工夫しています。そのため、残業も少なく、休暇も取りやすい環境です。結婚や出産など将来的なことを考えると、フレックスタイム制度があればさらに嬉しいですね。
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IT業界は長時間労働が多い傾向にありますが、当社では労働時間のコントロールに長年取り組んでいて、現在平均残業時間は15時間以下です。社員の意識づけや顧客関係の整備、業務が属人的にならないようにチームでカバーし合える体制を作るなど多岐に亘る取り組みの成果だと自負しています。
リモートワークは、コロナ禍をきっかけに本格的に普及しました。リモートワークでは自己管理能力が向上する一方で、チームの一体感やアイデアの共有といった面では対面でのコミュニケーションが課題となってきます。そのバランスを取るため、現在リモートワークは週3日以内としています(※客先常駐は除く)。
また、産休・育休の取得率は非常に高く、ほぼ100%の社員が復帰しています。最近では男性社員も育児休暇を取得するケースが増えてきました。今後は、長く働き続けられる環境をいかに整えていくかも課題ですね。

Q最後の質問です。今後皆さんが会社に期待するところや、ご自身でチャレンジしたいことはありますか?
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私の部門では単なる工数提供ではなく、顧客の業務を分析し、IT技術を用いてより効率的なものに再設計する「価値を提供するサービス」への転換を目指しています。自分自身も提案業務など上流工程に携わりたいと考えているので、IT技術だけではなく、お客様と良好な関係を築けるようにコミュニケーション力を高めたいと思っています。
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現在、お客様のインフラ環境がオンプレミスからクラウドへと移行が進んでいます。これはインフラ担当の我々の部門にとって事業拡大につながると感じています。また自分自身も、新しい知識を身につける必要性を強く感じています。
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昨年、上司が行ったSalesforceを活用した新しいサポート提案など会社としての事業拡大の取り組みを間近で見てきました。将来的には自分も事業拡大に貢献したいと考えています。
そのためにも、お客様の潜在的なニーズを汲み取った提案ができるよう、IT知識だけでなくお客様の業務知識の習得に努めていきたいです。
ー淵澤社長、今後の展望と皆さんに期待することをお聞かせください
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当社は50年前のホストコンピュータしかない時代から事業を始め、サーバー関連業務へ拡大し、その後社内インフラの構築・保守、アプリケーション開発へと事業を拡大してきました。常に新しいことに挑戦し続けたからこそ、この変化の激しいIT業界で長く成長して来られたのです。
ITの発展はこれからも続きますので、このスタンスは変わりません。
社員の皆さんには、独立系IT企業の強みを活かして新しい技術に挑戦すると共に、一次請けのメリットを発揮してお客様との関係をさらに深めていってほしいと願っています。というのも、日本のIT人材の不足は解消されるどころか、深刻度を増しているので、私たちにはまだまだ成長の余地があります。同時に求められる役割が高度化しているので、技術だけでなくお客様の業務についても学び、より幅広い役割を果たす必要があります。IT企業にとっては、発展していける良い時代だと思います。ぜひこの機会を活かしてください。
