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02

社内システムの管理を
オンプレミスからクラウドへ移行

社内システムの管理を
オンプレミスから
クラウドへ移行

インフラエンジニア

PROLOGUEプロジェクトの背景

より安全で効率的な
システム運用を目指す

インフォテック・サービスでは、社内システムのサーバーとして物理的な機器を使って基盤を構築しており、その基盤に用いていた機器がリース期間を満了することになった。そのまま機器のバージョンアップをする選択肢もあったが、様々な条件を考え、AWS(Amazon Web Services)というクラウドサービスへの移行が最善であると判断。社内プロジェクトとして、各システムの移行を行うことになった。

MEMBER

A.T

A.T.インフラエンジニア2008年入社

インフォテック・サービスへ中途で入社。現在は自社に加え、グループ会社に関わるITインフラの管理と運用を主に行っている。またお客様先においては、クラウド上に構築したシステムなどの運用管理に携わる。今回のプロジェクトでは全体的な管理に携わった。

M.T

M.T.インフラエンジニア2019年入社

前職は異業種で勤務するも、将来に役立つ専門的な知識を身につけたいと考えてインフォテック・サービスへ入社。現在は、社内の情報資産やネットワークの運用管理に携わり、社員が社内システムを問題なく使用できるように様々なサポートを行う。今回のプロジェクトで、はじめてクラウドサービスを扱った。

はじめてのAWS。
大きな期待と
立ちはだかる苦労

今回のプロジェクトではどのような立場で関わられましたか。

プロジェクトイメージプロジェクトイメージ
A.T
今回は、社内で使っていたサーバーに用いていた機器がリース期間を満了することに伴い、12のシステムをAWSというクラウドサービスへ移行するというプロジェクトでした。1システムに対して、実作業者一人、確認者一人という体制で行い、私はその全体的な統括を担当しました。全体の進捗管理に加え、移行に関わる方針を決めるといった役割です。
クラウドサービスには色々なものがあるのですが、今回AWSを選定した理由は、システムが継続して稼働できる能力を示す「可用性」と呼ばれる指針が非常に高く、大企業も導入を進めていることから信頼感があったからです。また、物理的な機器を使ったサーバーとは違って、私たちが定期的なメンテナンスをする必要がなく、そのあたりの業務効率化も魅力的でしたね。
M.T
私は、12システムのうち、2つのシステムの移行を実施しました。一つは会計システムで、もう一つは、社員の皆さんが利用するパソコンやデータなどの情報資産を管理するためのシステムです。会計システムでは、メーカーの担当者の方に移行を行っていただきましたが、情報資産管理用システムは自分で作業を行ったので大変でした。
A.T
どんなところが一番大変でしたか?
M.T
サーバーの移行もクラウドサービスへの移行も、どちらもはじめての経験でしたから、事前準備や進め方など分からない点が多かったことですね。物理的な機器を使っての構築とは手順そのものがまったく違いますし、ネットワークの設定方法も経験したことがない内容で、はじめは本当に戸惑いました。
A.T
私もAWSへの移行ははじめての経験でした。システムによってはAWSへ移行することで、メーカーを含めたサポート体制の変更が必要となるものもあり、そこは苦労が多かったです。

移行して
終わりではなく、
それを使ってもらう
ことがゴール

苦労が多かったということですが、やりがいはどんなところで感じましたか。

プロジェクトイメージプロジェクトイメージ
M.T
やはり、色々な経験が積めたということに尽きると思います。AWSという最新のクラウドサービスに関する知識を深めることができ、インフラエンジニアとしての経験値が上がったと思いますね。また、未経験から入社して1年ほどしか経っていない状態での参加でしたが、A.T.さんをはじめとした先輩方と一緒に進めることができたので不安はなかったです。
A.T
今回のプロジェクトでAWSのことを深く知ることができたので、大きな成長につながりました。常に最新のことが学べる機会があるのは、この仕事の魅力の一つですよね。
また、プロジェクトを統括していた立場としては、何とかスケジュール内に終わらせることができた時にやりがいを感じました。これは、M.T.さんを含め、メンバーの方々がよく頑張ってくれたおかげです。
M.T
いえいえ、私たちの方こそA.T.さんには本当によく支えてもらいました。特に私が担当した情報資産を管理するシステムについては、移行して終わりではなく、新しい環境で社員の皆さんに使っていただくことがゴールでした。そのため、はじめはなかなか浸透せず苦労しており、A.T.さんには何度も相談に乗ってもらいました。
A.T
情報資産管理システムの移行については、当初2ヵ月を見込んでいましたが、結果的には4ヵ月半ほどかかりました。M.T.さんの頑張りでシステムの移行まではスムーズだったのですが、その先で社員の皆さんへの周知が大変でしたよね。私たちは、ITインフラにおける上流から下流まですべての工程に携わりますが、今回はリリース後の苦労が大きかったと思います。
M.T
まず、社内サイトで環境が切り替わったことを掲載したのですがなかなか伝わらず…。次に各部署の上席の方に連絡して、メンバーの皆さんへの周知を図るという方法を試しました。それでもダメだった場合は、個人個人にメールで案内を出す。そうやって自分で考えた方法に、A.T.さんからいただいたアドバイスを加えて実行することで、最終的にはすべての方に環境を切り替えてシステムを使っていただけるようになりました。

クラウドにおける
最新の知識は、
次の未来に
つながっていく

このプロジェクトを通して改めて感じた、インフラエンジニアの魅力や意義を教えてください。

プロジェクトイメージプロジェクトイメージ
M.T
私たちの仕事が滞ってしまうということは、各システムが使えなくなるということですから、社内の皆さんの仕事も止まってしまいます。そのため、常に緊張感はあるのですが、皆さんを支えられていると実感できることがこの仕事の魅力ですね。今回はAWSへの移行によって、障害対応への負担も軽減され、社員の皆さんへの影響も少なく抑えられるようになったことでも、大きな価値をつくれたのではないかと思います。
A.T
そうですね。プレッシャーはありましたが、その分やりがいは大きかったと思います。今回は特に大掛かりな移行になりましたからね。また、私たちは自社だけでなく、グループ会社全体のITインフラを任されており、そこではネットワークやセキュリティなども含めて、より大規模な要件定義、提案、設計、運用の経験ができるということも大きな魅力です。
M.T
クラウドサービスへの移行ははじめての経験でしたが、AWSを使うまでの全体の流れや、どのように作業を進めていけばよいのかも習得できたので、自分自身も大きく成長できたと考えています。
A.T
短いスケジュールの中で、メンバーの皆さんが任された作業に責任をもって取り組んでくれたことで、M.T.さんが言うようにそれぞれが成長できたと思います。
今、オンプレミスという自社運用のサーバーから、クラウドサービスへの切り替えが主流になってきているので、私たちの取り組んだことが、事例としてお客様先でのご提案にも役立っているんですよ。今回の事例が新たな会社のサービスメニューに加えられたことは、大きな成果だと思います。これから先も自社のITインフラを支えながら、新たな価値が生み出せる取り組みを行っていきたいですね。
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