クラウド・コンピューティング
クラウド・コンピューティングについてのご説明です。
クラウド・コンピューティングとは、『インターネットの先にあるコンピューティングリソースが提供するサービスに対し、その具体的なリソースを知ることなくユーザーが利用できる、コンピューティング形態』 です。

(図1:クラウド・コンピューティング概略図)
- 利用分のみ課金される。(例:ユーザー単位での月額課金など)
- システム資産を持たなくて済む。
- ソフトウェア開発やパッケージ運用に伴うコストの削減ができる。
- 迅速なシステムの立ち上げができる。
- 急激な利用者の増加やサーバー負荷の増減に応じた構成など柔軟な対応ができる。
SaaS(Software as a Service)
ソフトウェアをネットワーク経由でサービスとして提供する形態です。 ユーザは、提供されるソフトウェア・サービスに対してその使用料を、使用した分だけ支払います(従量課金)。 ASP(Application Service Provider)の発展したものと位置付けることができ、技術の進歩によりユーザービリティの高さやカスタマイズのしやすさを備えており、 注目を集めています。
代表的なサービスとして、CRM(Customer Relationship Management)、SFA(Sales Force Automation)アプリケーションを提供するセールスフォース・ドットコムの「Salesforce.com」等が挙げられます。
PaaS(Platform as a Service)
企業のIT環境を構成するハードウェアをはじめ、OSやミドルウェア、データベース、 さらには開発言語やAPI(Application Programming Interface)といったシステム開発のための ツールも含めたプラットフォーム一式を提供する形態です。 ユーザ独自のシステム開発を素早く、安価に実現できます。 ネットワーク帯域量やCPUの使用時間など、利用度に応じて課金されます。
代表的なサービスとして、グーグルの「Google App Engine」、マイクロソフトの「Windows Azure」、セールスフォース・ドットコムの「Force.com Platform」等が挙げられます。
Iaas(Infrastructure as a Service)
仮想化技術を利用してCPU、ストレージ、OS、ミドルウェアなど、システムを構成するためのインフラをインターネット経由で提供するサービスです。 多くのデータセンター・ホスティング事業者において提供が開始されています。 IaaSでは、ユーザー自身が、サーバー、ストレー ジなどのハードウェアをもつことなく、 使いたいときに、使いたい種類のOSやミドルウェアやストレージ容量を選択して、クラウド上にサーバーを構成することが可能になります。 CPUの使用時間やストレージの容量などの利用度に応じて課金されます。
代表的なサービスとして、アマゾン・ドットコムの「Amazon EC2」等が挙げられます。

(図2:SaaS/PaaS/IaaSのサービス範囲)
パブリッククラウド
自社システムをサービス提供者のクラウド基盤に配置して、インターネット経由で利用するパブリッククラウドは、
自社でシステムインフラを構築する必要がないため、初期費用が少なく、すぐに利用することが可能になります。
その一方で、セキュリティやデータ保護、可用性に対して懸念の声が挙がっています。
例えば、 自社のデータがその他の顧客と一括で管理されることへの懸念を持つ企業は多いと思われます。
プライベートクラウド
そこで、プライベートクラウドという形態が注目されています。 これは自社データセンターでクラウド基盤を用意し、社内における各利用部門が必要な時に簡素な手続きでそれを利用する形態です。 例えば利用部門がサーバやディスクを追加で利用したい場合に、購買手続きを行うことなくシステム拡張をできるようにします。 これにより、迅速なシステム拡張が可能になることに加えて、社内の情報資産を共通化・集約することによる管理コストの低減も享受できるようになります。








